2017年 08月 27日
【世界の料理】ブラジル料理
在ブラジルの日本車の方のサイトに、「ブラジル人は毎日シュラスコを食べているわけじゃない!」って書いてあるのを見て、そりゃそーだ!(ポケモンのオーキド博士風に)と思いました。
それゆえ、ブラジルで食べられている標準的料理かと言うと、ガーリックライス(長粒米)、牛ステーキ、煮豆、サラダの組合せらしいです。よって我が家で採用したのも、ほぼこのメニュー構成通り。
メニュー
・ガーリックライス
・牛ステーキの玉ねぎソースかけ
・豆の煮込み(今回は赤インゲン豆)
・マヨネーズ(←という名前がポテトサラダのことなんだそうで!)
レシビ、作り方の開設を見ていて、ブラジル料理の三種の神器は、ニンニク、オイル、豆、らしいことが判明。ニンニクとオイル味なんて、ちょっとイタリアやスペイン料理みたいだし(いや、勿論、元宗主国のポルトガル料理みたいというのが一番正しいのでしょうが)、きっと、私たちにも合うに違いない!と思いました。
でもって、本場式はオイルというと、デンデ油(パーム油、ヤシ油)だと言います。
うーん、これ、ココナッツオイルでいいのかなあ?全く別物だから注意せよと書いてあるサイトもあれば、代用可と書いてあるものもあるし、、、。とりあえず、この日はオリーブ油とココナッツオイル半々位で作ってみました。
ココナッツオイルのレシビなら、最近何度も作ってるし、スリランカ風豆カレーなんて我が家の定番にすることに決定した位だし、きっと美味しいに違いない!そう信じて作り始めたのです!
そして、作ってみて食べてみた感想は…。
あれ?なんか…。一味足りない?
素朴な味というか…。
その、なんか全般的に口の中でモソモソするというか…。豆の皮のモソモソとはまた別のモソモソ、重たく、クセがある…。
そう、ココナッツオイルのコクというかクセというか、あのなんとも言えない香りが、私にとってマズイ方に倒れてしまった感じというか…。
私は、ココナッツオイルやヤシ油には長い間、恐怖症とも言うべき感覚を持ってました。それは、幼少期、あの悪名高き「パキスタン航空の機内食」がココナッツオイル、ヤシ油とのファーストコンタクトだったからです。あの当時の小型機体の航空機の揺れと、このオイルの匂いのダブル攻撃で日本~パリの30時間航路、ずっと吐き続けました。9歳のときの悪夢の思い出です。
それがン十年かけて、タイ料理やスリランカ料理のココナッツミルクやココナッツオイルの使い方で、少し見直して、好きと言えるかもの状態に戻っていたのですが…。
ココナッツオイルって、タイ料理や南インド料理、スリランカ料理のように、スパイスを大量投入したタイプの料理にしないと、こななんというか、独特のクセがこのまで引き立つものなんですね!!!
多分、当時のパキスタン航空の機内食もココナッツオイルやヤシ油を使って、欧風料理を調理していたからあの匂い、あの味だったのではないかと想像します。
ヤシ油オイルで、欧風の、非スパイス大量投入料理…。そう、ブラジル料理が、まさにこれにあたるのです!それゆえ、変なところで、私の過去の悪夢記憶と結びつき、それ故、どうしても、美味しい!と叫べない何かが、そこにー!(不味くはないんです、でも、ちょっとクセがあり、それが私の記憶を呼びさまし、何故かうっ、、、と来る…。)
勿論、このココナッツオイルやヤシ油が油の基本である人たちにとっては、これは全然OKな味なのだと思います。ブラジル人と結婚された女性のサイトにもデンデ油について、最初の頃は受け付けなかったけれど、慣れると懐かしくなる味、とありました。
ちょっと、このココナッツオイルやヤシ油の非スパイシー料理問題、じっくり考えて、対応を考えていく必要があるかもしれません。私、ここで諦めたくないので、何か対処を考えたいです!味の記憶は、美味しいものを食べると、それまでの嫌な記憶も上塗りされることが多いので、何かブラジル料理で、デンデ油使用のもので、「美味しい!」という思い出が作れれば、それで克服出来るのではと思うのですが。(←この方法で、30歳過ぎてから、納豆や生姜シロップ、五香粉などを克服して、好物と言える状態にまで持ってこれた人。)
しかし、これで克服のために!と、いきなり本場のデンデ油は、買う気が起きないなぁ…。
味を比較しているサイトによるとココナッツオイルよりもさらにクセがあると書いてあるし…。
(多分、きっとパキスタン航空のあの油の匂いそのものなんだろうな…。)
by drkarin
| 2017-08-27 19:30
| 世界の料理